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京菓子08イメージ
干菓子
 干菓子には沢山の種類があり、古来より婚礼の儀や催事に多く使われてまいりました。現代でもその姿は意匠やサイズ等はかわりながらも伝承されております。一つ一つ、丁寧に職人の手で創られた干菓子は、まるで宝石のように輝いております。小さな京菓子の世界を是非ご覧ください。
主に以下のように分類されています。

【打物・押物】
 寒梅粉などに砂糖を混ぜて生地を作ります。形作りの仕方によって打物と押物の二種類に分けています。
生地を木型に入れ、型作りをした後打ち出したものは打物です。そして、生地を型に押しつけたあと固めて作ったのは押物といいます。
 打物について、代表的な菓子は「落雁」。中国の「軟落甘(なんらくかん)」という菓子に由来すると伝わっています。中国の洞庭湖には瀟湖八景の一つ「平沙落雁」があり、日本でも近江八景の一つ「堅田の落雁」が絵画の題材として使われました。菓子の落雁の表面に黒ゴマがかけられ、散らした様は、滋賀県琵琶湖畔、夕暮れの空にある雁の群れの飛び姿に似ているゆえ、「落雁」と名付けられたといわれます。

【煎餅(せんべい)】
 小麦粉、またもち米粉、粳米粉を原材料として焼き上げたものです。煎餅の中にも様々な種類がありますが、京菓子の世界で言う煎餅とは主に『麩焼き煎餅』の事を指します。その独特の口当たりはほかの御菓子にはない特別な味わいとなっております。一枚一枚に焼き印やすり蜜で意匠を付け、その時期に合ったものをご用意させて頂いております。

【琥珀】
 蒸し溶かした寒天に砂糖を加え、さらに蒸し詰めた後に冷やして固めたものです。透明で色鮮やかな見た目は特徴です。まるで宝石の様なきらきらとしたと姿は見る人に感動を与えます。様々な抜型や切り方であらゆるものを表現でき、同じ材質からも全く違うものに見える琥珀は正に京菓子そのもの。俵屋吉富では何百何千にも及ぶ琥珀糖を創作してまいりました。是非そんな逸品を一度お召し上がりください。

【生砂糖(きざとう)】
砂糖に寒梅粉と蜜を混ぜ、型抜きや細工をして作った干菓子です。特に繊細なお菓子の内の一つで、扱いに注意が必要となっております。薄く伸ばした生地を均等に切り分け、職人の技術により形を変える生砂糖。「観世水」等は正に生砂糖を代表するお干菓子の内の一つです。


干菓子
干菓子
四季の干菓子

 俵屋吉冨の干菓子と言えば、「おくちどり」シリーズです。
 京の四季折々の風情を、とりどりのお干菓子に託しお詰め合わせいたしました。箱を開けていただくと、お詰め合わせの各種類の干菓子は京都らしい季節の便りをお届けいたします。
包装の仕様も季節ごとに変わり、春夏秋冬の趣を何よりも大切にしてお作りいたしました。



干菓子

(上)打物・桜
(下)生砂糖・春の川


 自然の息吹を表現した春の干菓子には、桜の花の可憐な形と鮮やかなピンク色を再現した打物「桜」と、白と青の二色と曲線な形で清らかな川の流れを描いた生砂糖「春の川」などがございます。
干菓子

(上)煎餅・藤
(下)生砂糖・観世


 夏になると、藤の花を描いた煎餅「藤」や、水の渦巻く情景とそのわびさびの趣を生砂糖で表現した「観世水」などを用意していおります。
干菓子

(上)押物・通い路
(下)琥珀・紅葉の季


 秋の干菓子には、色鮮やかな木々の葉が幾重にも重なり合うできた景色を描いた、琥珀「紅葉の季」がございます。いちょうと紅葉の形で、明るい黄金色と茜色を添えて、錦秋の煌めきを表現しております。また、押物「通い路」では、淡い緑と紫の二色を用い、秋という季節の奥深さを抽象的に物語っています。
干菓子

(上)煎餅・雪輪
(下)打物・もみの木


 そして、冬。寒さと白雪に包まれた静謐の季節を、干菓子は描き出します。打物「もみの木」では、緑色のもみの木の梢に白雪が積もる情景を、色鮮やかに再現しました。ほか、煎餅「雪輪」は、冬空に軽やかに舞う雪の結晶の形を表面にあしらい、冬の澄んだ空気感を作り出しています。

どうぞ俵屋吉冨の干菓子をご賞味しながら、日本の四季折々の趣をご堪能してください。


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